普天間の移転問題なんですが、もう馬鹿らしくてコメントする気もしなかったんですが、あまりにも間違った報道が多くて、国民をどうしてもそっちの方に洗脳したいやつらがいるようなので一言申し上げて置きます。

 
まず、普天間基地にいる部隊は海兵隊と言うやつで、空軍でも海軍でも無く先制攻撃能力は皆無で、全く、抑止力なんかにはならない、有事の際にアメリカ人を救い出す救助部隊だと思ってください。日本人なんて間違っても救ってくれません。
 
ついでに言うと、空軍や海軍にしたって、戦闘機の数、戦艦の数は今や、自衛隊の方がその10倍ぐらいの能力を保有しているので、いてもいなくても同じ、
「核の傘なんて言ったって、今は、アラスカ沖の原子力潜水艦からいつでも半径1万キロ以内にICBMをぶっ放せるので、日本に核を持ち込むとか持ち込まないとか、そんな議論は愚の骨頂。
北朝鮮が間違ってボタンを押したら落ちる前に迎撃なんて、今の技術では20発中1発ぐらいしか出来ない。
第一核非拡散条約で、例え、同盟国が被弾しても、その迎撃に核は使わないことになってるし(当たり前の話でそれやった日には、世界が一瞬で滅亡する)、核の傘って、いったい何なの?って話し。
 
例えば、上海や韓国で暴動が起こったときに、たかだか1個大隊(それも今は12,000人ぐらいいるんですが、冷戦も終わったし、必要ないと言うことで、大半がグアムに移転し、その後は5~600人しかいなくなる)しかいないので、何とか逃げ出す空港を確保するのがやっとの役割で、助け出す優先順位は
①アメリカ人②グリーンカード保有者(アメリカ人で永住権を持っている者)③アングロサクソン人(イギリス・カナダ・オーストラリアなどの英語圏の人)④その他
で日本人はその他に入っているどうでもいい部類だと言う事。
 
※そもそも日米安保条約と言うのは、「極東の安全保障」のはずだったのに、いつの間にか、米軍の世界戦略の為に沖縄は使われていて、イラク、アフガンへの中継基地になっちゃってる。
それだったら、沖縄じゃなくてグアムでいいってんで、今回、グアムに大半が移転するんだが、沖縄に少人数でも残す意味が全く分からない。 
 
だいたい、これだけ米中が日米以上にお互いに親米・親中で、上海でアメリカ人が逃げ出さなくちゃならないような暴動が起きること自体考えられないし、北朝鮮が韓国に攻め入ってくるなんてことも万が一も無いでしょう。北朝鮮なんてあんな弱小国の脅威論は、プロパガンダに過ぎません。
※注釈しますと、金正日政権が倒れてしまうと約2,000万人の難民が発生し、大量に中国、韓国に流れてくるので、中国もそれだけは避けたいので、生かさず殺さず延命させているだけ。
だいたい、あんな今にも潰れそうな国、アメリカがその気になったら、1日で制圧できます。
でも、それやらんのはイラクやアフガンのように石油利権も何にも無いからやらんだけです。
金正日もよっぽどアメリカが怖いんでしょうなあ・・・・・・
北朝鮮が一生懸命、核を作ろうとしているのは、アメリカにやられないようにする為だけです。やつの頭にはそれしかありません。
 
そして、その沖縄の部隊を運ぶ船は、佐世保にいて、100歩譲って必要だとしても、沖縄にいる必要なんて全く無く、いるんだったら佐世保にいるべきなんです。
※軍事評論家の田岡さん(この人が一番本当のことを言っている)いわく、佐世保のそばの何とか島には、自衛隊が作った遊休飛行場があって、その島の人は海兵隊が来ることに大賛成だそうです。
 
じゃなんで、鳩山首相「いろいろ調べて行くうちに抑止力として欠かせないものだと言う事が分かってきた」とか、自民党のレッドカード退場食らっているのに未だに外野席で「今頃そんなこと分かったのか?」とか言ってる時代遅れのじじい共や、日テレ・読売系やNHKなどは親米の軍事ジャーナリスト(特に拓殖大の森本とかどうしようもないやつばっかり)を集めて、海兵隊の特殊能力のすごさをアピールしたり、「ヘリがあるところにいないと海兵隊が移動できないのでやっぱり沖縄しかない」とか、「日本にいること自体が抑止力」だとか、もう空いた口がふさがらないようなことしか言わないのか?
 
それは、公共事業利権と自民党時代に作った米軍に対する「思いやり予算」がガンなんです。
 
鳩山政権(正確にはその鳩山を一生懸命洗脳している、どうしようも無い官邸のブレーン達と、防衛省と外務省の官僚)が言っている辺野古沖の桟橋方式と言うやつは、それを作れる技術を持っているのは、一部の大手ゼネコンと米企業しか無く、そんなもの作ったって、地元には一銭も還元されません。
 
そして、これだけ世界的に軍縮、基地縮小の動き(韓国の米軍は2012年までに完全撤退、基地の賃借料をアメリカから取っていたフィリピンはとっくに撤退)が本格化しているにも関わらず、賃借料を取るどころか、お金上げていてもらってるのは、世界広しと言えども日本だけです。
 
同じ敗戦国のドイツでさえ、基地の維持費用の30%しか負担してないのに、日本は実に90%を負担し、その額たるや毎年2,000億円前後と言う巨額な費用を負担し、「世界一気前のいい同盟国」と世界中から揶揄されてます。
 
たぶんキャンベル国務次官補などの「ジャパンハンドラー」と呼ばれている者達が、「当初の計画が一番いい計画で、それを大幅に変えるのは宜しくない」とか言ってるのは、金を出してくれるからなんです。
今のアメリカに取って、最優先の課題は「何とかして経済を立て直す」ことがいの一番で、巨額の財政赤字を背負っている現状から、これ以上のお金の負担をしたくないに決まってるんです。
軍事上の問題なんて、そんないつ起こるか分からないようなことの為に準備しておく余裕なんて今のアメリカにはありません。
 
最初から、韓国やフィリピンのように負担なんかしないよと言ってれば、とっくの昔に普天間から引き上げていたでしょう。
もともと、アメリカに取って、普天間基地の重要性なんてそんな程度でしかないんです。
 
それを、自民党時代の大馬鹿どもが、思いやり予算なんてものを作って、「どうぞ頼むからいてください」って言うから、アメリカも「そこまで言うんじゃいてやるか」ってことなんですよ。
 
あ~あ、本当、いつになったら、いつまでも政権交代してない官僚やメディアは本当のことを言うんですかね?
 
鳩山はもうちょっと骨のあるやつだと思ってましたが、果たしてどういう決着をつけるのか・・・・・・
 
馬鹿馬鹿しくてやってられませんが、気になる問題です。